ネタバレ・感想あり怪獣になったゲイのレビュー

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2024年12月16日
色んな意味で怖かったです。
無意識な欲や差別、俯瞰してみていることさえ傲慢に感じました。考えさせられる作品だと思います
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是非読んで欲しいです
2024年5月2日
なんて言ったら…書いたらいいのか…
心にズシンときました。
正直、言葉では表せないです。
読んで欲しいです。読んでください。
読んで自分の心で感じてください。
無意識の偏見
2023年10月27日
この作品は、重たいし辛いし悔しいですが、同時に自分の価値、自己受容、思いやりなど大事な部分も見つめさせてくれます。
偏見は、意識せずとも、機会があっても気づかない人はいる。思い知らされる。
これ、教科書にしていいと思う。多くの人に読んでもらいたい。
ジェンダー問題だけじゃない
2023年6月20日
色々見ないふりして大人になった自分にとっては刺さりすぎて心臓が痛いです。。。ゲイを題材にはしているけど全ての人間の根本のお話です。もうだいぶ大人になってしまったけど、他の誰でもない、自分で自分を愛せる人間になりたいと思いました。
怪物の造形不気味だけど可愛くてとても好き
2023年5月1日
人の中の偏見って本当に変わらないし、他人に迷惑かけず自分が自分らしく生きるだけのことが本当に難しい。怪物になってしまう事象以外ほとんどノンフィクションみたいな作品です。人を怪物にしてしまうほどのノンデリ人間の方がよっぽど化け物じゃねぇか
これすごい本です
2023年3月28日
主人公がゲイの高校生であるが故に、
原作者がゲイであるが故に、
LGBTQ+関連の本だと思われるかもしれないけれど、
実際、それは正しいのだろうけれど、
最後の最後にそれだけじゃないってコトに気づかせてくれる。
ジェンダーのコトを語ってるけれど、
思い込みが、薄っぺらい優しさや理解してるふりが
どれだけ人を傷つけているかを気づかせてくれる。

最近の政府関係者の言葉、反LGBTQ+の人々の言葉。
虐めを遊びのように考えて加害者となっている人。
あなた達ってそんなに完璧ですか?
言ってる人ほど読んでほしい。

人は傷つくんです。そして、怪獣になり得るんです。
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自分自身に自信を持って生きること
2023年1月12日
無意識の偏見や見下し、たとえそれが羨望の裏返しからであっても、謂れのない暴力や暴言を浴びせ続けられたとしたら、「普通」を押し付けられ続けたとしたら、人はいとも簡単に壊れてしまう。
鋼の心臓を持って鈍感でいることもできるだろう。だけどそれが苦しいということは、本当の自分ではないということ。自分に正直でいることを望むには、尖った鉛筆にならなくてはいけない。擦り減ることも他者を傷つけることも覚悟で。
主人公がただただ擦り減る様子を見るのはとても辛かった。だから、怪獣になれたのは良かったんじゃない?とも思った。
でも、人間でいたいよね。
自分自身に自信が持てるように、そう思って生きることの何が悪いんだ。

私自身も、他者を怪獣にしてしまう無意識の何かを持っているかもしれない。
自身を顧みる機会を与えられたと思っている。
学校に置いたらいいのに
2023年1月11日
今時の全人類読んだらいいストーリー。
本質的な事を現実的にわかりやすく見せられた。
きっと自分の環境により理解度も変わるんだと思うけど、また折々読み返して味わいたいです。
設定は特殊だけど根本は現実
2023年1月8日
怪獣になってしまう設定は非現実的ではありますが、その原因や治り方などはかなり現実に心ってそうだよなという内容です。是非一度子供に読ませてほしいです。昔話のように今後大人になっていく上での情操教育に必要な内容だと思いました。
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ずっと怪獣が出てくるBL…
ネタバレ
2023年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 男は男らしく、女は女らしく。
LGBTQは気持ち悪い、自分とは関係のない外の世界。
そんな考えの人と、当事者の対比がよく描けていてすごく読みごたえがありました。
怪獣に色んなバリエーションがあるのも面白く、最後に怪獣になっちゃった先生はどうなるのかな…?!と気になりました。
ミナモト先生のいつものエロ盛りだくさんとも毛色が違いましたが、大満足です。
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心が痛くなる
2022年8月5日
大人に読んで欲しい作品です。
10代に感じていた世間とのズレを見ないふりして大人になった全ての人に読んで欲しい。
心に刺さります。
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世界は黒田で溢れてるんだろうね
2022年5月10日
頭部が怪獣になってしまう以外、リアルでもそこここにある話。私も誰かを怪獣にしたかもしれないし、怪獣になりそうだったかもしれないし。このお話読めてよかった。
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心の柔らかい部分が抉られたようです。留意
ネタバレ
2022年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ です。表紙に漠然とした重苦しさを感じつつも、奇抜な怪物に惹かれて購入。笑いは一切なく真剣な話でした。自らの性的指向に悩み、自分ではない何者かになりたいと望んだ青年の話です。本人が意識をしようがしまいが、周囲の言動で意識せざるを得なくなる様子が描かれていました。意図的な悪意よりも、無意識が主人公を傷つける様子に心が痛みました。
悪意がないから悪くない、では到底済まされないこともあると改めて感じました。言動にはよくよく留意していきたいと感じさせる話です。
真剣な内容で苦しいため、星で評価しづらいですが、忘れがたい話です。読み終えて、人の悩みを聞いた後のような気分です。
ずしんと心に来た。
2022年4月12日
とても 考えさせられました。ただ セクシュアルハラスメントだけではなく、人とのお付き合いについて。自分は きっと やっぱり どこかで 人を傷つけてるんじゃないか、と思いました。もっと もっと 思いやる心を大切に持っていたいです。
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想像以上に社会派マンガ
ネタバレ
2022年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前々から気になってた本作が激安になっていたので慌てて購入。あらすじをあまり見ずに読んだのでかなり衝撃的でした。LGBTとの向き合い方という問題提起を斬新な形で見せてくれた本作。一気に読み切って終わった後色々考えさせられます。マンガとしても面白いので是非オススメです。
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変わることができる人、でありたい。
ネタバレ
2022年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様のあとがきの言葉が、この作品に凝縮されていました。
「変わることができた人、変わることができなかった人、変わる必要なんてなかった人、みんなの人生がこれからも続いていく」
本当にそうだと思います。
願わくば、自分は「変わることができる人」でありたいです。
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見えてくる人か増えますように。
ネタバレ
2022年1月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私達の中にある、怪獣のタネ。自分では気が付かないような自分の中の小さなタネが、目をそらしてきたタネが、いつの間にか大きくなってしまうときが誰しもあるのだろうと思う。苦しくて、辛くて、自分を否定して。
ダイバーシティなんて言葉があったって、まだまだ難しい社会。その言葉を使っている意識高い自分、カッコイイ!?じゃぁ、ダイバーシティってなに?多様性って言ってるだけで、本質はどこ?
マイノリティーに目を向けて理解ある自分に酔う!?じゃあ、マイノリティーの人たちがどうしたら生きやすいと思う?そもそも、みんな少なからずマイノリティーなんじゃないの?

何も見えていない。

こういう人たちに会うと、私は貝になってしまう。口を開くことさえ、しんどい。こんな言葉をあえて使う必要のないフラットな社会になればいいと思う。

障害のある子を育ているけど、性的マイノリティー以外の人にも読んでもらいたい。
辛くて、怪獣になってしまいたいと苦しんでいる全ての人、自分で自分を認めること、あなたはあなたらしくていいんだよ!と言ってもらえるお話だと思います。

最後に、ミナモト先生素敵なお話をありがとうございます。沢山の人に読んでもらえますように。
怪獣とは、、
ネタバレ
2021年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作品内容の「自分で自分が嫌いな人、好きな人、好きでも嫌いでもない人、全ての人に読んでほしい。」に導かれ、手にした御本。

主人公の男の子が、あるキッカケで今の自分ではなく別の何かになりたいという強い衝動で怪獣に変身してしまうのだが、その心情が現実的であり重く苦しい。

「見ないフリをするような大人じゃない、本当に見えていない大人ですもんね。」

「絶望する顔を見て妙な快感を覚える感覚。」

「誰かを傷つけて笑っていられるのが強さだって言うなら、強くなんてなりたくない。」

どれも胸にドシンと覆いかぶさってくるような重みのある言葉。

タイトルと内容共にセクシャリティの問題を交えてのストーリーですが、子供も大人も男性も女性も関係なく考えさせられるお話。

私自身、無関心の振りをする事で、心と身体のバランスをはかり保身にまわる傾向があり、自分が傷つかない為に無意識に誰かを傷つけていたかもしれません。
無意識の言動が、とても厄介で罪深いと理解はしていても、どうすればいいのか、変われるのか、とても難しい。

作者さまが仰っていた、「変わることができた人、変わることができなかった人、変わる必要なんてなかった人、、みんなの人生はこれからも続いていきます。」
と言うお言葉に私自身も励まされました。
一度立ち止まり、振り返って考えるチャンスを頂き、ありがとうございます。
ほんとうの怪獣は
2021年9月18日
ある心の動きによって怪獣になってしまった彼彼女達。巨大な頭部、大きく避けた口、尖った歯。危険さを窺わせる異質な見た目。それが彼彼女等の本質なのだろうか。本当に危険なのは誰なのだろうか。
ミナモト先生の作品は明るくギャグよりに見せていても、根っこにズッシリとした物があって読むと考えさせられる事が多かったけど、特に今回は大変重いブローをいただきました。
話の深さも、登場人物の心の重さも、溌剌とした笑顔の胸糞感も、無意識と無関心の鋭利さも、全てにおいて強め。
先生の絵柄は柔らかくもスパッとしていて淡々と進むストーリーにピタッハマるんだけど、怪獣の表現には湿度があって時にベタっと心に張り付いてくる。そのコントラストが胸にきた。
セクシャルマイノリティやジェンダーについての問題だけではなく、無関心と無意識の暴力について今一度自分を振り返りたくなる作品でした。
💦
2021年7月21日
My Japanese is very poor, but I am touched the images. We all have a monster in our heart, love is what we need.
内容重めです
ネタバレ
2021年7月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 内容重めです。考えさせられるストーリーですが、主人公含め怪獣になってしまった人たちの気持ちを考えると辛くて胸が痛いです。

主人公はいじめにあっていて、自分のセクシャリティもゲイだとわかっており、この辛い日常を送るくらいなら自分ではない何かになりたいと強く願い、怪獣に変身してしまうストーリーです。
愛する人にありのままの自分を伝えて受け入れてもらうことで元に戻るとわかるのですが、その過程も人それぞれで涙を誘います。
先生のバカ正直な表情に傷ついたり、親から当たり前のように結婚や子供の期待をされたりすることが、こんなにも人を苦しめているのかと思うと自分も行動を改めて見直そうと思いました。
会話の中の、世間話の中にありがちな当たり前の押し付けが、人を怪獣に変えるほど苦しみを与えているのだなぁと刺さります。
作者様もゲイをカミングアウトされておられますが、色々と辛い経験をされてきたのかなと考えてしまう内容でした。
しんどいですが、相手の気持ちを考える機会にはなると思います。ご一読あれ。
あばばば
ネタバレ
2021年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛ーとかエッチなーとかそんなんじゃなくて本当に人について考えさせられる話!読み応えあり!!ただそんなんもっと怪獣なってる人いっぱいいて世間的に知られるんじゃない??っておもう読み終わりだった!
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読んで己を顧みることができる希少な名作
2021年6月13日
ゲイであることとはどういう事なのか。どんな思いで生きていかねばならないのか。死にたいほどの苦痛を抱えても、なお生きたい。それを「怪獣」という解り易い手法で描くなんて!とてつもない発想だけどお見事と言うしかない。深く踠いている多くの人に、自分を愛せないたくさんの人に、誰よりも偏見を持ちながら無意識に誰かを傷つけているすべての人に読んでほしい名作だと思う。
ハッとする台詞多い
ネタバレ
2021年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さまのツイッターのサンプルを読んで、結末が知りたくなり購入。もっといえば、表紙扱いのいじっめっこキャラの行く末が気になり。主人公の人の心を見透かす本質を突いた発言は、知らずに何かの偏見を抱えてるかもしれない自分に刺さります。無自覚な偏見が1番怖いというのは全くその通りで、この作者さまが最も描きたかったのは黒田先生の存在じゃないかと感じました。
よかった
2021年6月12日
何故「怪獣」.にならざるを得なかったのか、どうすれば元に戻れるのか、最後になってようやく腑に落ちた。
人を「怪獣」にさせるもの、それがわたしの中にもあることを気づかせてくれた。
発想がすごい!
2022年6月2日
自分ではない何かになりたいと思ってあたら怪獣になってしまったという、その発想がすごいです!
自覚なく差別ばかりしてしまう男性教師はホントムカつきましたね~。でも、今の日本はこういうひとが大多数のでしょうが。
ただ、大切な友達へのカミングアウトをしていない安良城くんの問題は、何も解決していないと思うのですが、この先することはあるのでしょうか?
怪獣視点が刺さりますね…。
ネタバレ
2022年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★怪獣になったDKと怪獣にした人たちの物語。(4/7までセールですよ)

★いじめの標的にされている安良城は、担任の黒田を支えに日々を耐えていた。そんなある日、大好きな黒田のゲイに対する気持ちを耳にし、絶望した安良城は「別の何かになりたい」と願う…。

★表紙が物語りますね。黒田は見えていない。成瀬は自分には関係ないとでもいうような冷めた目で見ている…。黒田みたいな人は割といると思いますし、自分が意識していない(できていない)事柄においては、私自身が「黒田みたいな人」になっていることもあるのだろうな、と思い返しました。そういう気付きをもらえ、考えるきっかけとなる良い本だと思います。それを踏まえた上で、個人的な感想を書きますと、安良城は黒田の偏見により心に相当な痛みを負いましたけれど、成瀬のいじめがなければ、黒田からのダメージも怪獣になるほどではなかったのでは?と思いました。安良城を追い詰めたのは、冷静な思考を奪ったのは、日々の成瀬のいじめでは?と。巨大化した安良城への成瀬の言葉は、身勝手な高校生の言葉と割り切るには、インパクトがあり過ぎました。いじめを人間の強さや弱さで語ること、自己肯定感の持ち方を自己責任のように述べてしまうことは、より一層の自己否定に繋がりかねないな、と思いました。アイデンティティの話だと理解した上で、アプローチの仕方が引っ掛かってしまいました。

★表題作のみ265ページ。自己のセクシュアリティによる体験や味わった気持ちなどを作品に生かしておられる作者様は少なくないと思います。ただ、セクシュアリティが同じでも、培われた価値観などは異なり、当然ながら作品には「個性」が現れますね。「怪獣」が胸に残ります。

☆変わるきっかけをもらった成瀬の未来が穏やかであることを願いますが、いじめたことへの葛藤を感じられなかったことが残念でした。
自分を振り返ると…
2021年7月10日
この話を読む前から、性的対象が同性である人たちや、認識する性の異なる人たちとどう接するのが良いのか考えることがありました。でもこの話を読んで、自分は黒田先生と同じタイプだったんだと気づいてしまいました。今まで出会ってきた人たちの中にもいたのかもしれない。無知と無意識的差別で傷つけてきたのかもしれない。「どう接するのが良いか」なんて烏滸がましい。答えは今もわかりませんが。
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面白いですが、読んでいて辛くなる
2021年6月13日
ゲイでいじめられっ子の高校生が、ある日突然怪獣になってしまうお話です。ストーリーはとても面白くて、絵も凄く良いです。ただ登場人物が悩み続けている薄暗い心理描写を1冊ずっと読んでいるのは、私にはかなり辛かったです。
結局
2024年6月1日
結局自分で自分を認めるしかできないってことだよねー。
他人の意識を変えるのは無理。
個人が個人で思うことを否定するのはそれも多様性に反する。
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作家名: ミナモトカズキ
出版社: KADOKAWA