兎の森
」のレビュー

兎の森

苑生

繊細で美しい描写

2021年6月14日
幼馴染の環と志井。幼い頃の無邪気な2人の様子から始まり、年齢が上がるにつれて少しずつ環の環境が明らかになるのと、志井が環への想いを自覚した所から胸が苦しくなるような展開に変わってきました。それぞれのキャラも綺麗で繊細なところが余計に読んでいて気持ちを煽られます。
少しずつだけど、環への一方的に押し付ける愛から少し引いた包むような愛に変化して、環もそれを受け入れ初めて、これからは徐々にしがらみやトラウトから解放されてほしい。
今後は環と母の関係、環と志井の関係、志井とタクミさんとの関係も気になります。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!