このレビューはネタバレを含みます▼
完結ってなってる…って事は、もう終わり?凄く好きで泣き笑いしながら何度も読んでいたので、残念で残念で仕方がないです。どんな作品も合冊になってから買いたいと思うのに、良い話すぎて先が読みたいあまりに分冊で追いかけていた話でした。二人のやり取りが、ノリもテンポも内容も良くて最高です。あんなに(そして本当に)愛されてるのに、ずーっと「騙されません」なんて言ってる伊折くん。それでも変に捻くれていなくて可愛らしいです。そして何度振られても相手を許す所は、男前でカッコ良いです。媚薬でΩの気持ちが分かった時も(伊折くんはβ)発情の大変さに理解を示したりして、本当に優しい。大好きなキャラです。そんな伊折くんに恋する竹尾さんは最初は胡散臭かったですけど、徐々に数々の愛の言葉は最初から本気だったと分かって、後から重みを持ってきます。オメガバースでβが幸せになる話で、テンポ良い会話と内容、泣き笑いもあって、私にはどストライクの作品です。もっともっと読んでいたかったです。十年後の二人を見て満たされてホッとしたのと同時に、本当に終わりなんだと寂しさでいっぱいです。短編でもいい!!続編を期待しています!!もう一度、いや何度でも二人に会いたいです。