ヒトの世界の歩きかた
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ヒトの世界の歩きかた

イーライ・イーストン/冬斗亜紀/麻々原絵里依

犬シリーズ2作目:ローマン!!

ネタバレ
2021年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「月への吠え方〜」シリーズ2作目、前作でも登場した元軍用犬で今は保安官助手のローマンとDEAマットのお話。前作終盤にローマンとマットは出会っており繋がっている箇所も多少あるので、1作目を読んでからの方がお話に入りやすいかも。
さて、今作も盛り沢山なストーリー展開に釘付けでした!なんと言っても元軍用犬ローマンの人間性?犬性?が本当に素晴らしくって。真面目で努力家、聡明で勇敢、純粋無垢で繊細、加えてタフガイでカッコいいと魅力たっぷり。そんなローマンが慣れない人間社会に馴染もうと奮闘する様子が可愛くて微笑ましいんですよ。まさにタイトル通り!
他にも、かつてのハンドラーとの宝物のような思い出、マッドクリークに迫りくる危機、ローマンのピンチ等がこれでもかと描かれていて休む暇を与えてくれません。もちろん、ローマンとマットの関係にもハラハラしましたが、様々な問題も一応解決するので読後感はスッキリ。
このクイックという秘匿性、最初こそとんでも設定と思いましたが今となっては凄いスパイス!これがないと物足りないと思うほどハマってます。
余談ですが、きゅうりの件は海外特有な感じが‥(笑)好きですけど〜
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