極めた薬師は聖女の魔法にも負けません~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~(コミック)
小澤ゆいな/インバーターエアコン
このレビューはネタバレを含みます▼
3巻まで。
ちょっとコマ割りとか、いかにも少女マンガという感じで、男の自分には読むのが面倒です。卑屈で弱々しく、男に守ってもらってばかりなのは嫌いですが、かといって勝気すぎるのもトゲトゲしくて、序盤の主人公は苦手でした。
聖女とも適当にかわしとけばいいのにぶつかったりして。でもなんだかお話が進む毎に、トゲトゲしさが抜けてきて、いい面が目立つようになり、好ましい感じになってきました。聖女とも和解しましたしね。
2巻の回復魔法が効かない魔力中毒的な病気は、魔力を吸収する魔剣を削った針を治療に使うところとか、ファンタジーなのにリアルを感じて面白かったです。
もはや薬師というか、高い調合スキルがあって知識も豊富なお医者さんって感じです。
3巻ではユニコーンを保護しに絶海の孤島に飛空挺で行き、ヤバそうな敵の存在を感じたところで終わっています。ゴブリンのボスとか意思疎通ができる個性的なキャラが登場したり、ファンタジー世界ならではの病気や現象などを絡めるのが上手いので、読みにくささえ克服すれば、楽しめる作品だと思います。
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