さよなら僕のプリンセスロリイタ
」のレビュー

さよなら僕のプリンセスロリイタ

紺色ルナ

読み放題より初めての作者さんでした!

ネタバレ
2021年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル作品は『さよなら僕のプリンセスロリィタ』、女の子顔負けの女装モデルのユキ×年上漫画家ハルの幼なじみ逆転(?!)ピュアラブストーリー!
と、そのスピンオフ『新しい扉』、もう1作は高校生の兄弟愛と友情と恋への葛藤が詰め込まれた『きみのてのひら』という3作品が収録されていました。全体を通して読み終えて、ふんわり温かい幸せな気持ちになる1冊です!
物語としてのキャッチーさは『さよなら僕のプリンセスロリィタ』が一番なのかな?と思いましたが、『新しい扉』では相手の好みが被ってる2人のタチ同士が互いの好意に気付くという展開が面白く、タチ2人のお話のはずなのにガツガツしていなくて、尚且つ穏やかに優しく2人の恋が成就していくストーリー!すごい!とても読みやすかったです!
1番心に残ったのは3作目の『きみのてのひら』です。上にも書きましたが、複雑な家庭の中で生まれる兄弟愛を突然失った碧(アオイ)の心の傷と、それを守ろうとする黒田の真っ直ぐな気持ちがとても綺麗で、読み終えた時にとても清々しい気持ちになりました。
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