パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき(コミック)
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パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき(コミック)

鳴海みわ/影茸

早送りで見ているような

ネタバレ
2021年6月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんと表現したらいいか...ヒールしか使えない役立たずの治癒士が一流パーティを追放、でも実は隠れた才能が。これは昨今流行りのパターンなんですが、普通は、錬金とか何か別の才能に目覚めるものです。でもこの主人公は、何故か身体強化も索敵もできる。しかも並行詠唱にヒールの重ねがけまで。それでいて才能はないが努力した。いつ?じゃあ一流パーティにいた頃は猫をかぶり、本気出してなかっただけ?

そして新たに知り合ったヒロイン、最初は主人公が頼りないが、この娘がとても強いみたいな感じだったのに、何故か主人公の方が断然強い。唐突に現れた師匠曰く、一流冒険者並の強さとか。いつよ?やっぱり本気出してなかっただけ?

いきなりのギルドの不正、王都から派遣された専属冒険者なるイケメン、主人公の後釜だった治癒士の女の子は実はこのイケメンと知り合いでイケメンの事が好き。そして、無詠唱魔法が売りだがバトルの際は詠唱する主人公の同僚だった異常に主人公に罪悪感を持ち続ける女の子。ダンジョンから抜けてきた魔物の変異種軍団。

情報が多すぎて、唐突にストーリーが進んでいるように見えます。早送り再生のようです。一応普通評価にして次も読みますが、今の所、頭に?が付いた状態です。

とこれは3巻までの自分の感想でしたが、5巻まで読んでもやっぱり?が付いた状態のまま。謎のギルド支部長エルフや師匠の同僚の強いメガネ。どちらも方向は違えど目的のためには仲間を潰しても平気なタイプ。今はみんな協力して迷宮都市を守るために戦っています。

このゴタゴタの顛末を見たいので続きは読みますが、わかりにくく、人に勧めるのは躊躇われる作品です。
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