このレビューはネタバレを含みます▼
81年、2003年の映画やOVAなど含め、最も原作小説に近い作品。
それでいながら漫画化するに当たっての取捨選択、漫画ならではの演出が見事だなと。
坊太郎が今際の際に十兵衛を先生と呼ぶ場面、四郎とお品のやり取りやお品の一揆時の回想など、原作ではなかった転生衆側の掘り下げが良かったと思います。
とはいえとてもあっさりしていますが。
一方で十兵衛側の描写はさほどでもない感じ。
父宗矩との関係あたりにも少し欲しかったかなと思います。
多分転生衆の如雲斎が見れるのは原作以外だとこの作品だけではないでしょうか(他にあったらすみません)