このレビューはネタバレを含みます▼
ちょっと心配になるレベルで危機管理能力が欠けていると思わざるを得ない由利くんの大ピンチを救った八色くん。お金で買ったんだから下僕!!と、由利に対しかなり上からな態度でしたが、その行動には由利のことが気になる八色の気持ちが透けて見えて。強引で無理矢理なところも、読んでて嫌な気持ちにはならなかったです (^^) 由利の身辺調査をしたりと、ちゃんと考えてる一面も。
初の出勤時間が分からず、朝一を築地に合わせる由利の真面目さには、爆笑しました (笑)
1話から6話までの表紙が良いです。由利の後ろ姿から始まり、いじめっこ的な顔した八色に最後は抱き寄せられてキス(*´艸`) 表紙がその話の内容を示唆してるのかな。6話全部横に並べて眺めたい。
話と話の間にある裏話的なプチコラム?も面白くて大好きでした。知ってると本編に深みが増しました。( この人がヤシキと呼び続けた人!とか (笑) 由利くんのカバンにびっくりしたり )
各話の表紙もそうですが、作者様のセンスにハマりました (^^) 作者様の他作品にも興味が湧きました。
最初はイヤイヤだった由利が、次第に八色に惹かれていく様子が、おそるおそると言った感じで。八色の気持ちには気がつく気配もない。ヤキモキと拗ねる八色が不憫なんだけど。でも、シュークリームの件なんかは笑ってしまって。切なさよりは、八色の勢いで由利をぐいっと手繰り寄せた印象でした。一緒にお風呂に入るとこあたりからは、甘くなってきて。
由利はもしかすると、騙された件は別として、今までが不幸な人生だとは思ってなかったかもしれませんが、八色くんと一緒の人生は確実に笑顔が増えるはず! 八色くんと一緒にたくさん笑って楽しんで欲しいな、と思いました (^^)