逢縁カタルシス
」のレビュー

逢縁カタルシス

大島かもめ

何度でも読みたくなります

2021年6月28日
想像の余地を残しつつ、でも読者に伝わるように描いてらっしゃる大島先生の技術とセンスには脱帽です。ページ数も多くはないし、会話やモノローグも詰め込まれていないけど、読んでいるこちらが考える余白があるので、深く世界に入り込めます。大正時代の設定が生きる絵も良いですね。風景も良いけど、なんと言っても近藤の制服姿が素晴らしいです!旦那様の洒脱で粋な立ち振る舞いがとっても魅力的で、今回も大島先生のキャラクター造形に唸らされました。
映画のワンシーンのような美しいカットもあって、何度でも読みたくなります。
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