僕らの地球の歩き方
」のレビュー

僕らの地球の歩き方

ソライモネ

感動で胸がいっぱい!涙が止まりません!

ネタバレ
2021年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ もうどうしてこんなに涙が溢れてくるんだろう〜。ずっとあたためておいた作品でしたが、パンデミック中に読めて逆に心が浄化されました。
凄く懐かしい気持ちになりました。行った事のない場所が沢山あって、まるで擬似旅行してるみたいな感覚になりました。パンデミックが始まってから約1年半は国外旅行出来てないので、擬似国外旅行した気分になれただけでもハッピーです。でもそれもこれも、ソライモネ先生のディテールに富んでいてリアルな画がそう思わせてくれるんですよね。毎ページ、街並みや建物、風景の美しさには感服でした。どれだけ時間かけて描かれたんだろう。
世界一周旅行の模様も最高なんですが、僕はみつきとあさひの会話シーンや関係性に終始涙腺がやばかったです。すごくすごく、心の底から愛し合ってる2人なんだなってしみじみ感じて、そんな2人が世界一周旅行をすると決めるまでの年月に一体何が起こってどんな困難を2人で乗り越えてきたんだろうって、想像するとまた泣けました。過去辛い事があった内容も、旅行場面の間に挟んで小出しに描かれていて、徐々にその詳細が明らかになっていくという部分にも惹きつけられます。多分まだ完全に明らかにされていないと思うので、続刊で読むのが楽しみです。
あさひはまだ2人の関係に自信を持てないでいる様だけど、この旅行を通して多種多様な文化、人達、風景、価値観に出逢って影響されて、少しずつ彼の気持ちにプラスな変化が表れていて、葛藤しながら、でも大丈夫大丈夫って思おうと心揺らしているあさひの姿を見るとまた感動してしまいます。そしてそんなあさひを側で優しく見守りサポートするみつきの存在、本当に素敵です。
みつきとあさひ、ゆっくり世界一周旅行を満喫してください。2人の旅行記の続きを読むのを、僕もゆっくり待ってます。
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