人物が魅力的





2021年6月30日
平安クライムサスペンス、という謳い文句ですが、おどろおどろしい感じはしません。
もののけを真剣に怖れていた平安時代において、「もののけなんているはずありません」という超リアリストかつ、引きこもり学問オタク青年というこれまでにない菅原道真像。
その彼が膨大な知識量と類い稀な推理力で謎に向き合い問題を解決に導いていきます。
そして引きこもり体質の彼を引っ張り出すため、無駄に好奇心旺盛な紀長谷男と色男で検非違使の在原業平、という実際に交流があったといわれる人物を登場させ、思いがけない化学反応を起こしてくれています。
「馬鹿に興味はない」と言い放つ道真ですが、生意気なだけではなく、唐に強い憧れを持ち、唐物に釣られるなど可愛げがあります。女性キャラクターも男性に劣らずなかなか魅力的で、個人的には昭姫がお気に入りです。
数々の事件を解決していくうちに学問一辺倒だった道真にも変化が現れ始めます。
伴善男という重要人物も出てきて、歴史の事件がどういう風に描かれるのか、ますます目が離せません。
もののけを真剣に怖れていた平安時代において、「もののけなんているはずありません」という超リアリストかつ、引きこもり学問オタク青年というこれまでにない菅原道真像。
その彼が膨大な知識量と類い稀な推理力で謎に向き合い問題を解決に導いていきます。
そして引きこもり体質の彼を引っ張り出すため、無駄に好奇心旺盛な紀長谷男と色男で検非違使の在原業平、という実際に交流があったといわれる人物を登場させ、思いがけない化学反応を起こしてくれています。
「馬鹿に興味はない」と言い放つ道真ですが、生意気なだけではなく、唐に強い憧れを持ち、唐物に釣られるなど可愛げがあります。女性キャラクターも男性に劣らずなかなか魅力的で、個人的には昭姫がお気に入りです。
数々の事件を解決していくうちに学問一辺倒だった道真にも変化が現れ始めます。
伴善男という重要人物も出てきて、歴史の事件がどういう風に描かれるのか、ますます目が離せません。

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