つくづくイマジネーションの泉か、と





2021年7月3日
才気溢れる作品で、先の読めないストーリー進行、ひとことで語りきれない物語世界、愛嬌あるビジュアルした登場人物達、彼らの泣き笑い、その柔らかさやほんわか感。小難しい理屈抜きに楽しめる。2004~2006年発表。全4巻で、同時収録は2巻目に2004年の「ふるふる、花火」のみ。
どうしたって2008年~2016年の「神様はじめました」(鈴木ジュリエッタ作)は、この「セーラー服にお願い!」からの白泉社系譜だと思わずにいられない。狛犬のコマとシシが、神使や鬼火童子に。シシが巴衛で。あちらは始まりこそ少しフルーツバスケット連想もするが。
鈴木先生には鈴木先生のオリジナリティがあるが、でも、類似性がそこはかとなくあるのだ。読了はまだなのだが前前から「神様はじめました」を完読したいと考えていて、自分の心の中では、それにはまず「セーラー服にお願い!」をと、順番として決まっていた。
いずれにせよ、田中先生作品は、キャッチーな設定で関心を湧かせる。作品名を示す扉に登場するロゴもまた魅力的。書き込みの手書き文字が少し読みにくいときがたまにあることに目を瞑れば、明るいお茶目な読み物で、手頃に楽しい読書タイムを過ごせる。
いろいろアイディアが散りばめられていて、ものすごい個性を見せびらかさずとも、実はオリジナリティーいっぱいの作品と感じられる。
どうしたって2008年~2016年の「神様はじめました」(鈴木ジュリエッタ作)は、この「セーラー服にお願い!」からの白泉社系譜だと思わずにいられない。狛犬のコマとシシが、神使や鬼火童子に。シシが巴衛で。あちらは始まりこそ少しフルーツバスケット連想もするが。
鈴木先生には鈴木先生のオリジナリティがあるが、でも、類似性がそこはかとなくあるのだ。読了はまだなのだが前前から「神様はじめました」を完読したいと考えていて、自分の心の中では、それにはまず「セーラー服にお願い!」をと、順番として決まっていた。
いずれにせよ、田中先生作品は、キャッチーな設定で関心を湧かせる。作品名を示す扉に登場するロゴもまた魅力的。書き込みの手書き文字が少し読みにくいときがたまにあることに目を瞑れば、明るいお茶目な読み物で、手頃に楽しい読書タイムを過ごせる。
いろいろアイディアが散りばめられていて、ものすごい個性を見せびらかさずとも、実はオリジナリティーいっぱいの作品と感じられる。

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romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件
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MW さん
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