悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される
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悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される

ほしな/ぷにちゃん/成瀬あけの

ダレてきて8巻でウンザリ

ネタバレ
2021年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪役令嬢ものをこの作品で初めて読んだため、最初は設定がなかなか新鮮で、絵柄も可愛く、ザマァ展開からの溺愛小気味よく、楽しく読んでいた。
しかし、当初の敵役のカタがついてしまってからは明らかに展開がダレており無理やり波風を起こすという強引な話運びに。
途中から出てきた妖精王、とくに空と海は無理やり問題を起こすためだけの存在になっていて8巻がひどすぎる。
1人目の森は俺様系当て馬だったためあまり気にならなかったが、人間が不自然に妖精王に媚びへつらい、空と海の馬鹿殿どもの身勝手な行動に振り回される。
人間がちょっと助言すればすぐに終わるようなくだらない痴話喧嘩を「口を出すことではない」という謎忖度で無理やりこじれさせる。
この謎忖度が本当に意味不明でイライラしかしない。そしてどんどん実害を出し天災1歩手前までもつれ込む。ヒーローの謎忖度のせいでヒロインにも部下にも迷惑かけてるし、なんなら民に被害出すまであるという馬鹿展開で、ヒーローの株もだだ下がり。

まともに刺激のあるストーリー書けないなら、潔くこの辺でハッピーエンドにしといた方がいいと思う。
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