トワイライト・アンダーグラウンド
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トワイライト・アンダーグラウンド

秋平しろ

「萌え」とはこういうものかもしれない

ネタバレ
2021年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローさんのレビューで、作者さんのSNSが閉鎖されていると知ってびっくりしました。可愛くて、心温まるしろ先生の作品、他のフォローさんもレビューされていましたが、私も大好きです。
フォローさんの「萌え死にそう」を目にして、「確かに、萌えとはこういうものかもしれない」と、店長のかっこかわいい姿にときめきが止まりません。時々見せる照れ顔とか、「狂うかと思った」には、「あぁぁぁぁ…」とクラッときました。クールな男のこういう姿はヤバし。あ、気持ちが先走ってしまいましたが、ライブハウスの店長さんとバイトくんのお話です!
バイトの古川くんも文句なしに可愛いです。途中、店長の気持ちを確かめたくて、ちょっとお調子に乗っちゃうのは、デリカシーなくておバカで、イラッとする方もいらっしゃるかもですが(私も初読みのとき、そうだったので汗)、店長を傷つけてしまったのかもしれないと反省ができるいい子です。そして、可愛いエピソードがいっぱい笑。はぁ、可愛い、ほんと可愛い、とホックホクな気持ちで2巻へゴー!
2巻(TUG+)は、店長が古川くんのお母さんと遭遇しちゃうのが肝です。お母さんと会って、自分が、ノンケの古川くんの「普通の人と同じ幸せ」を奪っているのではないかと悩みます。
店長が古川くんのことを真剣に考えれば考えるほど、どんどん臆病になっていることが伝わってきて、「うぅぅぅぅ…」とウルッときます。でもでも、古川くんが、頑張ります。店長に対して、敬語じゃなくなって、感情爆発のセリフが痛いです。胸は痛むけれど(古川くんは、手も痛い…)、店長を好きになったことで育んできた強さを感じます。恋は人を弱くもするし、強くもするけれど、この2人を見ていると、どちらも相手を大事に想ってこそだなあと、そう思いました。本当に愛💕あふれる幸せなラストでした。
個人的に野外フェスやスタンディングライブ大好きだったので、設定もどんぴしゃ面白かったです。アワダマとかヤバイ笑。←笑ってるけど、ボーカル結構深いこと言ってるんです。隅々まで行き渡る作者さんの作風が好きです。
しろ先生がSNS離れただけで、お元気でいらっしゃいますように。
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