新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち
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新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち

佐島勤/石田可奈

うーん

ネタバレ
2021年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前巻からその気はありましたが、レズっ気は…このお話に必要なのでしょうか…?
ようやくはっきりしてきた敵、が黒幕に申し上げていたように、ヒロイン二人の共依存を強調するためなのかもしれませんが、少し食傷気味です。
あと、あとがきでもあったけど、この物語では、スポーツとしての魔法を扱っていて、これまでのような、本編の鬼気迫るバトルとは一線を画していて、あまり感情移入できませんでした。
その分、その人の劣等感、背負った背景等、一人一人の内面を丁寧に掘り下げているので、そういう意味での読み応えはありますが、残念ながら、ヒロイン二人にも、また、その友人やライバル予定者にも思い入れが湧かないため、少々くどく感じました。
まあ、ある意味、「魔法科高校の劣等生」というタイトルには合っているかもしれません。

個人的には、ほんのちょっと登場した服部先輩がまだ七草会長に片思い中と分かってにやり。
これからも購入は続けるかと思いますが、本編の登場人物たちのその後を垣間見ることが目的になりそうです。
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