春懸けて、鶯
」のレビュー

春懸けて、鶯

那梧なゆた

続編断念が哀しいね(泣)

ネタバレ
2021年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ なゆた先生にハマり、全作紙媒体&電子買いです。
今作品の紙カバーは、文字部分が全部浮き出てすげぇカッケーです。しかもNUDE創刊コミックスの応募券で、書き下ろし小冊子とミニグッズです。でも対象作品7作品全部の応募券が必要って、ノルマハンパないんです(泣)ちなみに鈴丸みんた先生の『かんしゃく玉のラブソング』もフェア対象です。

さて本題。やんちゃ男子の一途な恋。
不良トップの遥香ですが、どことなく何かに熱をあげる事のないうららか男子。唯一、遥香の心を動かしたのは、『伝説』と呼ばれた元ケンカトップの成美先生。成美の過去のケンカシーンを動画で見た遥香に惚れ込んで…男が男にしびれる瞬間って、こういう事なのかも。
遥香のかまって攻撃が、散歩をねだるワンコのように可愛いです。
成美が大人として、教師としての立場をわきまえつつ、可愛いと思ってる事は確かな変化で、ワクワクさせます。簡単に落ちないのが伝説・成美和雪。

押して押して、ままならない恋がモダモダするのも、これまた楽しい。壁ドンよろしく迫る遥香にキュン。
さらにキュン処は、成美が不良の諍いに巻き込まれた時ですね。芯がしっかりして、筋が通った遥香の男前ぶりです。カッコ良かった!
成美の自分に対する言い訳は、遥香には通用しなかったね。もう観念するしかない。これで、名実共に伝説の男を落としたって事だ。

エチは、うん、やっぱりそうですよね~。だよなぁ。うん、うん。

ヤンキーもので男くさいイメージですが、そこはなゆた先生の可愛ゆさマジックで、楽しめました!

《追記》続編が決定されて進行していたにもかかわらず、東京漫画社の担当編集との齟齬が生じてしまい、続編が断念される事になったとのことです。なゆた先生のTwitterで知り、哀しく思います。謝罪されるなゆた先生もお辛い事だと思います。至らぬ点があったと出版社のお知らせも読みましたが、どうしてそういう事になったのか、悔しい思いです。私以上に、なゆた先生が悔しくて哀しい思いをされているとお察しいたします。どうかお力落としのないように願っています。ずっと陰ながら応援させて頂きます。なゆた先生、頑張って下さい。
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