憂国のモリアーティ
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憂国のモリアーティ

コナン・ドイル/竹内良輔/三好輝

ストーリーにははまった

ネタバレ
2021年7月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 軸となるストーリーは一巻からぶれることなく、引き込まれる内容だと思った。また登場人物全ての表情、衣装、体つきがなんとも魅惑的で美しい。14巻の終盤、シャーロックと対峙している時のウイリアムの表情は忘れられない。
ただ、潜入にしろ陽動にしろ、作戦自体はわかるように描かれてはいるが、それを成功させるのに行った手筈とかは結構ばっさり割愛(抜いたまま)、労なくということはなかったはずなのに、紙面上はほぼ労なくやり遂げていて、結果は無事成功って感じはあまりにも都合良いかな。そいいう場面も少なくなく、その点は残念。
シャーロックもまた解き明かし方がまるで結果をみてきている感じで正直薄っぺらいと思うことも度々。
大枠ではオススメで好きな作品だが、細かいところで残念な感じ。
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