箱庭の薬術師
」のレビュー

箱庭の薬術師

ぷにちゃん/一橋真

とても可愛いです

ネタバレ
2021年7月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 神様に愛されたヒロインが異世界でチート能力で薬を作ったり売ったりしてポイントを貯め、異世界の女神様の呪いを解くところまでが1~3巻の内容でした。ほぼふわふわした感じで進んでいくのに突然3巻でドラゴンと戦うので、ヒロインのパートナーである奴隷の青年が気の毒に思えます。
内容は読みやすいので文句はないのですが、自分が雑に読み飛ばしてしまったせいか、少々不思議に思う点もありました。
ヒロインの思考が何とも甘く、事前の注意事項をスルーして苦労する点や、命に関わるのに防御スキルを忘れていたりする点など逆に驚きです。
護衛として求めた奴隷が片目が見えず、またいずれは完全に失明すると分かっていてもいざ完全に失明するまでは治すための努力をせず(治すに当たっても特に努力はしていませんが…)、失明したと分かった時点で泣かれても読者サイドとしては何故そうなる前に手を打たなかったのか…としか。
ヒロインは神様と実質的に相思相愛なので、一番身近なところで守ってくれる奴隷の人が当て馬状態で、気の毒に見えて仕方ありません。
神様がもう少し魅力的に見えていれば良かったのでしょうが…。
また、ステータスの開示の他にも神様とのやりとりで増減するポイント情報の開示もあり、読んでいて些か煩わしいです。
エルフの依頼の際に犠牲になった少年もステータス異常回復薬で治るのかなーと思いつつ、それは今後に続くようです。
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