ぷくぷく
」のレビュー

ぷくぷく

碗島子

とってもかわいくてとってもやらしい…!

ネタバレ
2021年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の弟のマチオ3編、兄のミチル1編、それぞれ書き下ろし1編。修正は白線(刻み海苔)で甘め。とってもかわいくてとってもやらしい(笑)。
どうなっているんでしょうか、この二人!どっちもかわいすぎる!天然すぎる!権ちゃんは天然なのに策士すぎ!マチオ、権ちゃんを信じすぎ…!!全体的にのんびりほのぼのした独特の空気感があって二人の世界が確立されています。二人で一生懸命考えているんだけど、その方向性があれあれ?と笑。紙面の雰囲気はふんわりしているのに急展開でそのままえっちな空気に!あっという間に二人の世界に引き込まれます…「ぷくぷく」の意味もかわいい!自覚後はもだもだしちゃうかなと思っていたらマチオが雄々しく良い仕事をしてくれました!しっかり纏まってスッキリ!!権ちゃんとマチオの性格の似たところ、異なるところが追いかけっこのように味わえて良かったです!濃厚で爽やかな柑橘系ムースのような(?)後味の良いお話でした!!
一方…ミチルは…私の想像を超えたお兄さんでした。恋のお話もマチオのかわいいお話から一転、色々な意味で激しく破天荒な…なのにちょっと切ない笑。本人が幸せであれば何も言うことはありませんが、こちらの二人の幸せの延びしろはまだまだありそうです!(カバー裏で兄弟の潜在欲求の違いに納得しました笑)
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