不機嫌なモノノケ庵
」のレビュー

不機嫌なモノノケ庵

ワザワキリ

男前美人な安倍と明るい好青年芦屋

ネタバレ
2021年7月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最終巻まで読みました…
ア〇メイトで表紙買いして以降見事にどハマりして、本と電子どちらも揃えています。
青年誌の女性向け作品にありがちな「こういうの」が好きなんでしょ?といったストーリーかと思って侮るなかれ!芦屋と安倍、正反対の2人だからこそ補い分かち合い築き上げられる関係性の変化や成長がとても暖かく描かれています。

話は終始明るく時にコミカルで、シリアスなシーンも見栄えがあります。絵がとても綺麗なので見やすいというのもポイントかも。
妖怪ものが好きな方、お互いの信頼関係をどんどん深め成長していくバディものが好きな方にオススメです。

ストーリーの終わり方も個人的に好きでした!2人がいつの間にかこんなにお互いを信頼しているのが分かるセリフと表情に感動しました。読者が未来を想像せずにはいられない感じのやつです。妄想が捗るなぁ…
ただ、アオイと栄のエピソードやアオイの素顔、安倍の出生や家族についてなど、語られなかった気になる謎が多いので、いつか明かされると良いな…と思います。

こちらで言ってもご本人には届きませんが、ワザワキリ先生、素敵な作品をありがとうございました!
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!