嫌われたいの~好色王の妃を全力で回避します~
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嫌われたいの~好色王の妃を全力で回避します~

一色真白/春野こもも/雪子

封建社会が舞台なのに身分無視(苦笑)

ネタバレ
2021年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無料3巻まで読んだだけなのですが、王子が側室、側妃を多数抱え、後宮まで作り公爵家(公爵令嬢)を蔑ろにしても、問題にならないレベルの封建社会なんですよね?それはつまり、「位の低い者は、位の高い者に逆らえない」世界が舞台なのに、公爵令嬢に媚びる人間は愚か、タメ口や皮肉、嘲笑する人間までいて、世界観が纏まりませんでした。因みに、イギリス王室で例えると、公爵はヘンリー王子の爵位で、伯爵への降格話が出た時、エリザベス女王が「身分が低過ぎてヘンリーが可哀想」と反対した程、公爵と伯爵には身分の差があります。主人公の性格が残念だったとしても、誰も公爵家に敬意を払わない、厳しい身分社会に違和感が残りました。それと、メイドのセリフですが、控え目に言っても主人公を小バカにしてますよね?30才の現代人女性が転生したなら、腹を立てたとしても、「彼女は信頼出来るから、転生を打ち明けよう」とは、ならない気が…
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