恋ひめやも
」のレビュー

恋ひめやも

英田サキ/小山田あみ

本気で好きだからこそ一緒にいられない二人

ネタバレ
2021年7月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前半「いつか終わる恋のために」は攻めの棚橋孝太郎の「僕」一人称です。英田サキ先生作品では非常に珍しい!一人称ですので、棚橋くんの気持ちのグラグラの揺れがとても伝わります。彼の葛藤、本気の恋を知らない彼がそれに呑まれていく姿、好きなのに「さようなら、先生」なんて言う台詞。本気の恋なんてするもんじゃないと涙腺崩壊モノです。
後半「恋ひめやも」は受けの水原慧視点です。面倒くさい性格の水原先生の心情が垣間見れて良かったです。棚橋くんのことが好きすぎる、棚橋くんのことを想うが故の突き放し。面倒くさい性格の人には、ちょっと強引な棚橋くんが必要です!強引な「僕」キャラ最高でした。
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