優しい時間





2021年7月24日
亡き姉の遺児と過ごす、これまでと違う日常。
それぞれにとって大切な人との別れに向き合って、少しずつ変わっていく心情が淡々と描かれていて、なんだかとても優しい時の流れを見ているようでした。
近しい人を亡くすのは、喪失感というより虚無感だったかも知れないと思った千尋の気持ちが、母を亡くした時の自分と重なって、妙にしっくりきました。
互いが必要だった暁と千尋。旭日が必要だった両親。愛してくれる大人が必要だった旭日。
失うことは寂しいけれど、新たに得た幸せもあって、何となく“幸福の形”について考えさせられた作品です。
それぞれにとって大切な人との別れに向き合って、少しずつ変わっていく心情が淡々と描かれていて、なんだかとても優しい時の流れを見ているようでした。
近しい人を亡くすのは、喪失感というより虚無感だったかも知れないと思った千尋の気持ちが、母を亡くした時の自分と重なって、妙にしっくりきました。
互いが必要だった暁と千尋。旭日が必要だった両親。愛してくれる大人が必要だった旭日。
失うことは寂しいけれど、新たに得た幸せもあって、何となく“幸福の形”について考えさせられた作品です。

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