SPY×FAMILY
」のレビュー

SPY×FAMILY

遠藤達哉

12巻まで読了

ネタバレ
2021年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読めば読むほど黄昏が好きになる。。。任務のためなら非情になれるけれど本当は情け深い優しい男。10巻で明かされた彼の生い立ちが切なかったです。
なんだかんだ子供に弱くて、いつも最終的にはアーニャの気持ちを優先させるところとか、ヨルさんの規格外っぷりも否定せずに受け入れ、彼女の努力を認めて労うところとか。黄昏は何でもそつなく完璧にこなしているようで、実は常に思考を巡らせ試行錯誤を重ねて努力してるということが、人との接し方を見ていると分かります。任務のための偽装の家族ながら、黄昏が時折見せる優しさは本物なのではないかと思います。そういところにキュンとくるんですよね。ちなみに、フィオナも好きなキャラなので彼女の恋を応援したいのですが、性格的にはヨルと黄昏の方がバランスが良さそうだと思いました。フィオナと黄昏だと似た者同士って感じがします。
ドキドキハラハラがメインかなと思って読み始めましたが、かなりコメディ寄りだったので基本笑ってました。でも、ふとした瞬間にシリアスな空気を纏うところが良い感じ。黄昏だけではなく、どのキャラも魅力的ですし、それぞれの関係性も面白くて、そういうところでも楽しめます。個人的には、この幼さで誰より腹黒いアーニャと嫉妬深いボンドのコンビが大好きです。
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