このレビューはネタバレを含みます▼
はい、叫びます。木下けい子先生大好きです〜!
って、けい子先生の作品レビューには必ず愛を叫ぶようにしてるのですが、この作品に限っていえば、他のレビューにあるように、なおちゃんが!ちょっと!ダメでしょう、それは!ってなおちゃんに叫びながら読みました。
男に恋する恋多き男のなおちゃんは、ハズレばっかり引いてそれでも懲りずに恋して古い長屋で音がつつぬけなのに、幼なじみのよーちゃんが借りてる部屋の隣でアハアハやっちゃってる。なおちゃんが持ってるのは古い長屋だけでお金ないのにダメ彼に貢いじゃったりして。よーちゃんは二つ年下だけどしっかりした職業について真面目に働き、なおちゃんのことは家族で大事にしてなんでもしてあげる、なおちゃんがだれかふさわしい相手を見つけるまでは。。。
好きになったらもうしょうがないよね、っていうテーマ、けい子先生の作品の根底にある気がするのですが、まさにこの作品こそ、それですね〜、もう仕方ないよね。なんでも赦しちゃう。ひねもすのたりとのんびりゆるやかな日常をこれからも送っていってください〜