色のない、そして光
」のレビュー

色のない、そして光

本穣藍菜/しちみ

人間の業?

2021年7月29日
ファンタジーのような綺麗な絵に、海のような異世界のようなイメージを持って読むと裏切られた感で評価が下がるのかなと思います。
BLという括りではないような、人間の深い部分闇とされるような実在のモデルを観察したかのような切り取りを感じました。
登場人物が多いけれど、それぞれの役割をきちんと与えられ最後は全てクローズしているので力のある作者さんなのだなと思います。
BLに何を求めているか、読み手のタイミングにもよるかな。
体ではなく脳でする。愛するとはの問答とも思いました。
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