このレビューはネタバレを含みます▼
男子高校生の日常の中にある第2の性。それを跳ね除けαだからΩだからそんな言葉に抗いながら生活している彼ら。
第2の性に関係なくそばに居てくれるα。それもΩに当てられない唯一信用出来る幼なじみ。
…と思ってるのはΩの主人公だけ。
幼なじみって他の友達とは違う特別な距離感があってそれが恋に変わった時、幼なじみを貫き通すか…の話になるけど、これは＋αで第2の性が絡む複雑な環境。
好き嫌い。で済まされない関係が拗れてこじれて…切なくなったし、これがただの片想いならと本能に抗えないもどかしさと戦う初恋物語は幸せな形で終わりました。
この先も2人の幸せを覗きたいなと思う気持ちもありつつ、番として完結させないこれからの2人がどんな未来を生きるのか想像することも楽しみ方のひとつなのかと思います。
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