訳あり悪役令嬢は、婚約破棄後の人生を自由に生きる
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訳あり悪役令嬢は、婚約破棄後の人生を自由に生きる

冨月一乃/卯月みつび

ご都合主義かなぁ

ネタバレ
2021年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ なろうなのでストーリーに文句を言うのは違うかもしれませんが…。
最初の導入部分は楽しかったのですが、随所が納得できなくて。王太子の婚約者を誘拐しておいて、妻か死?そこは婚約の白紙の要請では?まるで主人公を妻にすることが目的だったみたいですが、そんな描写はないので違和感です。ましてや反逆罪が露呈するのに、結婚なんてできるわけないと思います。
そして王子が当たり前のようについてきてますが、これも違和感。兄が心を入れ換えて思い込みをなくす努力をしたとして、正義感の強さは変わらなくないですか?それを裏から支えるんじゃなかったの?清濁併せ持つ覚悟が兄にできたの?汚いものを許す必要がある場面なんてあった?そして彼は平民になったの?有能な王子が?他国に流出されるなんて、許されなくない?
それにペスト。私は詳しくありませんが、非常にやっかいで恐ろしい病気のはずです。患者に触れたあと消毒なんて絶対できてない服を持ち帰り、同じ服で王様に謁見している主人公に、疑問を覚えました。
そして最後。禁忌の代物を使って重罪なのに、なぜ抜け出せているのか。そして命をかけたはずの君はなぜ助かったんだい?
細かいところが見えないので、モヤモヤ。こんなに言っ最後まで買ってるんですけどね!最後が一番さっくりしていて、モヤモヤしました。
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