つま先から愛されて【嗅いで、舐めて、擦りつけて。単行本版】
松本ノダ
このレビューはネタバレを含みます▼
すみません、思わず茶化してしまいましたが、感動する良いお話でした。元から足フェチだったわけじゃなくて、受けちゃんと出会い足フェチに目覚めた模様の攻め。それこそ性癖さえも真面目そうだった攻めが、男性の足指にペディキュアを塗るというのがめちゃくちゃ良かった。148Pと短めなんですが、充実した内容で満足度高いです。「好き」という言葉を欲しがってた受けちゃんが、最終的にその言葉をねだらなくなるところが良かったです。何が好きという感情なのか、っていう話も出てくるんですが、これがそうとか、言葉が全てという結論ではなくて。そう考えると当て馬として出てきた受けちゃんの元カレは、元カレなりに受けちゃんを好きだったんだろうなと。言葉こそ酷いけれど、行動も多分おかしかっただろうけど。愛情表現が噛み合うとは限らないもんなぁと妙に考えてしまった。とはいえ酷い奴だったろうから比較して受けちゃんは攻めの優しさに絆されるだろうから、肥やしになるしかあるまい…。エロより、ストーリーが面白かったです。なので、修正で評価下がってしまうのが少し悲しい。確かに修正の存在感はスゴイですが…。作者様は、電子配信ということでエロのために足でエロさを表してくださったのだそう。足はエロ部位なんすよ……
いいね
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG