あせとせっけん(10)特装版
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あせとせっけん(10)特装版

山田金鉄

1つだけ釈然としない

ネタバレ
2021年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ たしかにおめでとうなんだけど、この特装本についてる番外編。名取の気持ちもわかるけど麻子は友達があまりいなくて職場の人には恵まれているものの、名取のように仲間って感じでワチャワチャいつも職場のみんなと仲良くしてはいないよね。しかも名取は独身最後の夏ってのもあって一泊泊りがけで男2,女2,一人は既婚者で一人は既に決着がついているとしても過去に告られた後輩。私が麻子なら知らない人は勿論、知ってる人だとして男女2対2はやっぱり嫌だ。でもその不満を言ったら名取くんの彼女って心狭いって思われそうだし物分りのいい麻子は無自覚で許すし、さらに鈍感なとこや麻子の弟くんの重要発言からも欲しがらない、我慢の人、遠慮がちなとこがあるから、名取が麻子さんの嫌なことはしないから!と言って麻子の判断や許可を仰ぐのではなく結婚すること彼女がいることをもっと自覚して麻子や世間的に疑心暗鬼になる女性や人数の飲み会や泊りがけはNGときちんと自分で線引きするべき。そこがモヤっとしました。これが麻子も友人対人関係が多い子ならだけど、私自身と似たような性格ならきっと頼まれたら言われたら嫌と言えないんじゃないか?と。作者さんも本編であれだけ深堀したわりには番外編のこれはちょっとないなぁ。と思いました。しかも麻子に電話もしないどころか結婚しても旅行や飲み会に誘ってくれって。普通はこんな程度の覚悟の男はまだまだ遊びたい盛りで浮気しそうだったりする。麻子を大事に溺愛してるから俺も女のコと遊ぶくらい好きにさしてくれと暗に言ってる感じでかなりモヤモヤしました。
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