異世界の酒場で運命の男が待っていました ぬるいエールを魔法で冷やして
このはなさくや/なま
このレビューはネタバレを含みます▼
まずはこちら、1月にルキア(電子書籍)から発売された同タイトルの書籍版ということです。内容は本筋は全く同じで目立った加筆修正は本文中はほとんどないようの思いました。違うのはイラストレーターさん。電子版は表紙のみ(逆月酒乱先生)で書籍版(なま先生)は本文にもイラストあり。そして最後の閑話と番外編が電子と書籍版の大きな違いでした。最後の閑話タイトルが違ったのでこちらは好きな作品で新しく読めるなら、と私は購入しました。番外編もタイトルは同じですが全く別物(同じ場所のお話ですが時間軸も雰囲気も違うものでした)です。クーポンと還元利用でまぁ、買って良かったかな、と。異世界転移ものですが、何度読んでも大人の恋愛の感じが素敵で、ヒロインミキ(アラサー)が美味しいものを食べてお仕事して美味しいお酒を飲んでヒーローカイス(強面アラフォーA級冒険者)にひたすらイチャイチャ甘やかされてる(笑)お話です。聡明で頑ななようでいて、弱い部分をカイスにだけ見せて無自覚小悪魔化するミキがすごく好き。それに翻弄されている眉間に皺常備の大型オラオラ狼系カイスも良いのです。読むたびにキンキンに冷えた酒が飲みたくなるお話です(笑)
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