殺人オークション
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殺人オークション

八頭道尾/秋吉宣宏

二時間ドラマの刑事物

ネタバレ
2021年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 多分、昔の漫画なのでしょうが、絵柄が少し古く、ストーリーは、朝日やフジテレビなどの二時間ドラマレベルです。大会社の社長を殺人罪で逮捕しに向かうのに、大勢でタワーマンションの入り口に集まって、インターホンで「早く出てこい、隠れてもずっと付きまとう」と、脅します。逮捕令状の提示や、手錠をかけるシーンもなかったので、逮捕と任意同行を混同しているかも知れません。社長は弁護士にではなく、いきなり、ヤクザに警察車両を襲って助けろと連絡します。護送中の男性刑事は、ぶつかって来た車両に「おい、ゴラア!」と、出て行き、殴られてやられます。主人公の女性刑事は、凶悪な殺人容疑者と、刑事を襲うヤクザに囲まれているのに、自分と社長を手錠で繋ぎ「逃がさない」と、宣言。警察トップは差別と偏見の塊で、事件を隠蔽し、刑事達は犯罪者の手先となり、容疑者を射殺したり、一般市民を脅して殴ったりします。市民は警察に怯え、「警察はここまで腐っているのか」と、憤り、犯罪者にも家族はいると、博愛に目覚めます。上記の様な内容に、違和感がなければ楽しめるかも。
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