がっかり…





2021年8月17日
4つの短編作品。表題作以外は好きでしたが、表題作は残念。戦時中に恋をした隊長竹内×部下早川。終戦後日本へ帰還し2人で暮らすという内容。この2人を見てると自分勝手と言うか、欲望のまま生きてる姿が理解出来ない。(短編だししょうがないって思えなくて)作者様の描きたい内容はわかりますが、戦後を迎えた人ってこんな気持ちじゃないと思うし、何故ここまで家族を粗末に出来るのか…姉の気持ち、亡くなった兵隊、人々想うと苦しいです。本当理解出来ない。何故お互いこれほど執着してるのかもわからないし、戦時を題材にしてるなら短編でなく単行本にしてその頃の時代背景、人間模様、心情を細かく描いて欲しい。戦争の事を想うとどうしても胸が熱くなってしまうのですが、内容が薄くて…。ノンフィクションだからこそ、もっと重く丁寧に描いて欲しかった。

いいねしたユーザ5人