鉛筆書きを初体験





2021年8月22日
フォロー様の『全編鉛筆書き』のタイトルを見て、興味深いと思いました。そしてレビューの内容も思慮深くて、おぉ~と感嘆するばかりです。読んで良かったです。いつも素敵なレビューありがとうございます。ぎゅう~っと心を抱きしめてます。
鉛筆書きの作品を読むのは、初めての事ですが、鉛筆だからこその温もりある作品を堪能出来ました。
そこに一色だけカラーを入れ込んだインパクトは、強烈に残像として浮かび上がります。
難病として黄緑色の髪をした保志くん。不躾に好奇な目を向ける他人にはいい気がしませんが、当の保志くんの感情が淡々としていて、それは彼の強さなのか伺い知りません。ただ、友達の三田くんが彼を思いやって、独りで好奇の目にさらされないように帰るまで独りにしない、その優しい心がとても温かくしてくれます。
保志くんとお友達になりたい仲間が増えて、クスッと笑えて和む中、少しずつ見えてくる保志くんの変化。何とも言い難い不安に襲われますが、三田くんがやっぱり優しいんです。彼はきっと、変わらず保志くんの側に寄り添い、保志くんを受け止めていってあげるだろうと、そんな気がします。変わらぬ友情の美しさに、心が洗われる思いがしました。とても素敵な物語です。
同時収録は、金持ちの家に引き取られたスウとユギ。旦那様も優しくて、楽しく暮らしていたが…
心に潜む悪を見たような、背筋がゾッと寒くなりました。こちらも鉛筆書きですが、一作目にあった鉛筆書きの温かさや柔らかさが消え、薄暗く冷たい印象です。この作家様の想像力と表現力に、まいりました。凄いです。
個人的には保志くんと三田くんをもっと見たかったですねぇ。
鉛筆書きの作品を読むのは、初めての事ですが、鉛筆だからこその温もりある作品を堪能出来ました。
そこに一色だけカラーを入れ込んだインパクトは、強烈に残像として浮かび上がります。
難病として黄緑色の髪をした保志くん。不躾に好奇な目を向ける他人にはいい気がしませんが、当の保志くんの感情が淡々としていて、それは彼の強さなのか伺い知りません。ただ、友達の三田くんが彼を思いやって、独りで好奇の目にさらされないように帰るまで独りにしない、その優しい心がとても温かくしてくれます。
保志くんとお友達になりたい仲間が増えて、クスッと笑えて和む中、少しずつ見えてくる保志くんの変化。何とも言い難い不安に襲われますが、三田くんがやっぱり優しいんです。彼はきっと、変わらず保志くんの側に寄り添い、保志くんを受け止めていってあげるだろうと、そんな気がします。変わらぬ友情の美しさに、心が洗われる思いがしました。とても素敵な物語です。
同時収録は、金持ちの家に引き取られたスウとユギ。旦那様も優しくて、楽しく暮らしていたが…
心に潜む悪を見たような、背筋がゾッと寒くなりました。こちらも鉛筆書きですが、一作目にあった鉛筆書きの温かさや柔らかさが消え、薄暗く冷たい印象です。この作家様の想像力と表現力に、まいりました。凄いです。
個人的には保志くんと三田くんをもっと見たかったですねぇ。

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