このレビューはネタバレを含みます▼
原作が外国産なので細かい設定や文化、翻訳された言い回しを気にし過ぎると気が散ってしまうところがありましたが、主人公が不憫な作品が好きな方にはおすすめです。
ただし不憫なところが第三者からの横槍で〜だとか家庭環境が〜等ではなく彼氏(攻め)がクズなので注意かな…。
個人的に最終話からの番外編では、読み手の解釈次第で変わるかと思いました。
私は傍に居てくれた人が想い人でなくても、かつて想い人が愛してくれた時間の中で、1番安心出来る人の腕の中で知念くんが眠れた、という解釈だったのでメリバだなという感想です。
鬱…といえばそうなんでしょうが、鬱というより小さな嫌味や粗末な扱いをされる度チクチクと心に刺さった痛みをずっと引き摺るようなお話でした。
なので悲しくて凄く泣く、というのはありませんでしたが、絵も繊細で綺麗で良い作品でした。