江戸前の旬
」のレビュー

江戸前の旬

九十九森/さとう輝

藍子を受け入れられるかどうか

2021年8月27日
レビューを見て「そんなに?」と思いながら読み進めていましたが、確かに奥さんの藍子がちょっと…。
お客さんや寿司に対してひたすら真摯に向き合っていた以前の柳寿司に愛着があるので、お客さん(特に常連さん)に対して食べているものを強請ったり、自分が食べたいがために怒鳴りつけて注文させないようにしたり、お客さんにネタを出さないように旬(主人公)にお願いしたりする藍子の行動にビックリしてしまいます。食べ物にがっついている時の顔も気持ち悪く、こんな女将さんがいるお寿司屋さんには行きたくないです。
ただ、旬の人柄や、どんどんたくましくなっていく様子は素晴らしいですし、丸くなった鱒之介は微笑ましいです。
お寿司の絵も綺麗ですし、毎回色んなお寿司の話を聞けます。
理不尽なお客さんや藍子も、漫画なんだから…と受け入れて読めたら楽しいと思います。
これからも続いて欲しいです。
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