狼王子とパン屋の花嫁【シーモア限定特別版】(イラスト付き)
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狼王子とパン屋の花嫁【シーモア限定特別版】(イラスト付き)

釘宮つかさ/サマミヤアカザ

優しいお話

ネタバレ
2021年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さま買い。なのに購入してから長らく読んでいませんでした。
タイトルと表紙から想像したのとはちょっと違うお話でした。
ある秘密を抱えた美しい少女のような見た目のパン職人のミハル(成人済、男)×とある国の王太子のアレクセイ。
アレクセイの国の王族は狼の獣人で見た目も中身もイケメンでとてもカッコいい。
サマミヤアカザさんのイラストもとても綺麗でミハルも可愛くてうっとりします。
アレクセイの国へ向かう途中で最愛の兄を亡くし、途方に暮れていたミハルを助けたアレクセイ。
国に連れ帰り、色々と世話するうちに次第に心を通わせるようになって。
両片想いのようなもどかしい時間までも優しい空気感で読んでいてほっとします。
初々しく優しい2人に心が洗われるようです。
悪者も出てくるし、ミハルもアレクセイも何度か事件に巻き込まれますが…2人の周りにいるのが良い人ばかりで。
ただちょっと気になったのは、一般的に妊娠期間って『十月十日』とは言うけど実際は8ヶ月半程度なんですよ。
この世では最終生理から4週で1ヶ月として数えるので10ヶ月もお腹にいないんです。
それを当てはめるとミハルがアレクセイを捜索する時にはもう産まれてないとおかしいのですが…多分こちらとは何かが違うんでしょう(笑)
あとは番外編も良かったのですが、ミハルのお父様のお墓には行かないの?マリカのお墓も国に持って来れないの?なんで怪しい動きのあった某方を野放しで儀式に行っちゃったの?調べたけど間に合わなかったの?と思ったりもしました。それ以外は大満足です。
カッコよくて強くて優しくて実は性欲の強いアレクセイと綺麗で可愛らしいミハルと可愛い子供達と末長く仲良く暮らしいくんだろうなぁ、と心がほんわかしました。
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