幼稚な恋をどうしよう
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幼稚な恋をどうしよう

オメガバース

ネタバレ
2021年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻は表題作+短編、2巻は表題作の番外編。表題作はΩ×βのオメガバ。閉鎖的な田舎で暮らすΩの花人は、父親はおらず、母親も男の元へと出ていき一人暮らし。生きづらいこの街から出ていくためウリをしてお金を貯めてるんだけど、花人の境遇を思うとほんとに切ない。同級生や先生、近所の人たちがほんとに酷すぎる。Ωって花人しかいないの?ってくらい、偏見しかない。そんなときに、東京からやってきた転校生の高城。この街にある病院の院長の孫。親が病院を継ぐために転校してきたハイスペックなβ。高城は自分が見たもの、聞いたものしか信じないという、これまで花人が出会ったことのないタイプ。そんな高城の存在が花人を救います。初めての友だちで、一緒に勉強したり遊んだりする楽しい毎日。花人の笑顔がキラキラとしてて、高城と出会えて良かったねって思いました。先生とのトラブルも発情期も高城が救ってくれて、自分のことを好きだと言ってくれる。これまでたくさん辛いことがあっただろうけど、これからは高城がいるから大丈夫ですね!高城の両親もほんわかしてる感じですごく優しいのが良かった!ノックしないふたりには笑ってしまいましたが(笑)ただ、高城も言ってたけど、Ω×βだからこれから先も発情期の問題があって、それは一生変わらない。それでも一緒にいると決めたのなら頑張っていってほしいな。2巻では、そんな発情期の花人の番外編でしたが、ふたりのこれからをもっとたくさん見たいです!社会人になった高城とか気になります。
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