このレビューはネタバレを含みます▼
(MM小説)
《人狼シリーズ/1:法則 2:恋 3:目覚め 4:夢》の四作目。
原題:With Abandon。このシリーズはテーマに奥行きがあり、
毎回様々なカラーの脚色を楽しめて良いです◎
今回は九人兄弟の長男で奇抜ファッションのマットが主役!!
しかも御曹司キートンの兄オーブリーと!!意外なキャスティング(嬉)辛かった前作に続きこちらもなかなかしんどい(笑)
とても面白かったです◎
大学生となりマットは地元を離れジョージア州アトランタへ。
狩りが出来るようにとキートンが実家に頼み、兄オーブリーとマットが親しいメル友→間借りも決まり〜初対面でメイトと判明する始まり。
人狼同士
御曹司で会社社長オーブリー(31)×大学生マット(19)の話。
ゲイバレ解雇がある程ゲイ差別が厳しい保守的なアメリカ南部に加え、人狼の由緒ある家系の重責が大きすぎる長男オーブリーは牡メイトを躊躇。その葛藤を理解しながら彼を癒すマットは、嘘嫌いの陽気な実直青年でオーブリーにピッタリ!!拒絶ともいえるオーブリーの秘密を守り、心を痛めながら寄り添う純真でとても健気なマットはシリーズでも特に可愛いキャラ◎
ヤリ手で愛情深いオーブリーのゲイバレの怯えが深刻でした。
ずっと原題のabandonが纏わりつく不穏な展開も、マットを〈シュガー〉と甘く呼ぶイチャイチャCPで、情熱的Hや自然なリバ展開など愛情溢れていて◎
後半は切なくハラハラのドラマチック展開が待っています。
1作3作の群れ主要メンバーも登場し、キートンとの兄弟苦悩やメイト死別苦悩等、特にスターリングのメイト秘話をチラ見出来たのは嬉しく読み応え◎
新たに人狼化した彼と、ガジェットとバンビの関係が気になるし、次男ローガンには是非主役を張って欲しいし(笑)今回の二人にはチビッコ弟二人を養子にしてレイノルズホールで幸せに暮らして欲しいな〜まだまだ続いて欲しいシリーズ!!