ロンリープレイグラウンド
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ロンリープレイグラウンド

ダヨオ

雨津木正継が嫌いです

ネタバレ
2021年9月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 当て馬?悪役?闇属性の助演男優、雨津木。雪文さんを拾い、7年間愛人としておもちゃにしていたヤツ。離れようとした雪文さんにリベンジポルノした最低のヤツ。大嫌いです。
10代で、雨津木に拾われた雪文さん。セレブ社長の雨津木に囲われて、仕事も暮らしも全て一流を与えられ、身体も好き勝手弄ばれて、世界に雨津木しかいない生活。雨津木の奥さんに関係をぶちまけた時は、盲目的だった雪文さんに自我が芽生えたところだったんだろうと思います。
その雪文さんを見つけてくれた年下の慧介くん。高層ビルから見下ろす地べたの中華料理店の店員で、出会いはガード下。セレブと庶民。でも、雨津木の世界は不快な灯りがギラギラと回ってる闇、慧介くんの世界は暖かい光。慧介くんと雪文さんの関係は身体から始まって、慧介くんの強さ、暖かさを雪文さんが好きになるのは必然です。雪文さんがオモチャでは無い自分と普通を取り戻し、慧介くんと結ばれるハッピーエンド。そう、二人のハッピーな話なんです。
でも、雨津木の行動が最悪過ぎて、読み返すとそこだけバクバクしてしまう、地雷の多い私。雨津木はDV男で、雪文さんはDVされ男の関係だったと思います。だから、呪縛が解けるのに少し時間がかかった。でも、やっぱり光の勝ち。
作品は大好き。でも雨津木が大嫌いです。だけど、雨津木のスピンオフは読みます。
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