このレビューはネタバレを含みます▼
この男は数ある犯罪の中から性犯罪をわざわざ選択し、ストレスを発散してきた。また、生い立ちを理由に無差別にか弱い女性に手を出していいわけがない。主人公を想うなら早く立ち去って欲しかった。さらに、じさつ未遂の方法も自分勝手で、突然飛び出されて轢いてしまった人が気の毒。性犯罪は再犯率が高いし、当事者のトラウマは相当なもの。だから美談で終わらせないで欲しかった。いずれ、また再犯しそうで怖い。性犯罪をすれば、ハッピーエンドはないということ、被害者とその周囲の苦悩と罪の重大さを伝えるような内容だとよかった。