you are my religion 太陽に抱かれた牧師
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you are my religion 太陽に抱かれた牧師

九州男児

性とアイデンティティを問う

ネタバレ
2021年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1930年代くらいのアメリカが舞台。
(作中にモニュメントバレーの絵がありますね)

同性愛への禁忌が強い白人社会で育った牧師が、
性に囚われない生き方をしている原住民の中に紛れ込み、
自分の性とアイデンティティについて苦悩し、考え、変化していく様子がよいです。

作家さんの独自解釈もあるようですが、
各種資料を土台に描かれているようで、
実際にあった原住民の考え方や生活様式も含めて、
興味深く読めました。

もともと読み放題のenigmaの連載で全部読んでいて、
その時から★5と思ってたのですが、
単行本が割引になってたので買っちゃいました。

余談ですが、写真ではなく絶対現地に行って見た(経験した)方がよい
と思った海外先のトップがモニュメントバレーです!
総198ページ。
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