いつかの恋と夏の果て
」のレビュー

いつかの恋と夏の果て

篠崎マイ

作者らしい作風

ネタバレ
2021年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 値引きされていたのでこれはチャンスと思い購入。篠崎マイ先生の、日常生活の中で想いを紡いでいく作風が好きですね。あと片想いの描き方がステキ!今回は自覚ありと自覚なしの両片想いでした。めっちゃ好きなやーつ。一夏はずっと高校の同級生修に片想いをしていて、一度は告白したものの本気に捉えてもらえず、想いを秘めながら親友としてずっと傍にいました。土俵にも立たせてもらえなかったことが切なかったです。だからこそ想いが爆発したところは迫力がありました。10年の想いは強い!一方、彼女と長続きしないタイプの修は、一夏の想いを知り、自分の本当の気持ちに気づきます。理想を求める彼が、一夏のことでダメダメになったり、すがったり、人間臭くなっていったのでより魅力を感じました。好きと言われてもなかなか信じられない一夏に対して、何も恐れずに自分の気持ちを真っ直ぐ伝える修がかっこよかったです。そしてまさか一夏の◯◯が守られていたなんて…。修と一緒に喜びました。一見ツンツンして見える一夏がとてもかわいく、だんだんと修に甘える感じも好きすぎました。修にはどんどん甘やかしてもらって、10年分もラブラブしてほしいです。
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