ミステリと言う勿れ
」のレビュー

ミステリと言う勿れ

田村由美

整くんの 成分

2021年9月4日
有名な作家さんだけど、私はこの作品が初めて。読み始めると、止まらなくて一気に読んじゃいました。特にでしゃばりたいわけじゃない整くんなのに、行くところ事件に出くわす(青砥さんの気持ち、わかります)。 整くんは、引っ掛かることが人より多いだけ。同じ場所に居ても、別の人ならその場で何も気付かないで過ぎちゃうんだろうな~。整くんの言葉に「はっ‼」とすること、いっぱいある。所々に挟まれる幼少時の整くんが極カワイーんですが、いつも独りぼっち。あんなに小さい時から孤独😩。幼い時から、彼は一つ一つの出来事を知識を得ながら自分自身で読み解いていたんだなあ。それが彼を作ったんだなあ、と思うとせつない。事件絡みから始まって、今は彼自身を気に掛けてくれる人ができたことに ホッとするよ。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!