罪の蜜
」のレビュー

罪の蜜

丸木文華/笠井あゆみ

サスペンス系

ネタバレ
2021年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 実技試験3ヶ月前に美術系予備校に入学した高校生の水谷×美大生で美術系予備校講師の雄介。芸術家の父母と姉を持ちながら芸大を5浪した雄介は現役で芸大に入学した水谷に告白されて、天賦の才能を持つ男に求愛される快感を味わうためにつきあう気がないまま都合よく扱っていたが...というお話で、衝撃展開が2度あって読みごたえがありました。時折入る女性の独白が理解不能でしたが、読み返してなるほどとなりました。今回は攻めが策を弄するタイプではありませんが、受けが箱庭に保護され囲われるという丸木先生のヤンデレ展開でした。BLとしては悪くはないけれど、よかったのかな...という印象でした。読み物としてはおもしろかったです。講談社Χ文庫さんは作家欄に絵師さんの名前がある時は挿絵ありみたいです。
2011年10月 総221ページ 挿絵あり。
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