このレビューはネタバレを含みます▼
武器を売って国内一の財を築いた国主のリイド×姉の代わりに神になる決意をしたタキ。軍事大国 輝土に続き今回は商業国 ガラが舞台です。国主は1番のお金持ち、神は最上の娼婦という享楽的なお国柄を反映させた設定です。「神の飼育」では神制度など少し難しい内容でしたが、こちらはわかりやすいです。触手ちゃんが大暴れでした。輝土の天人が神なのは納得ですが、娼婦を触手でより一層イン乱ボディにしてありがたがるガラの国民性がヤバいです。リイドがかっこよくて、タキが健気でせつなかったです。神の人権(神権?)と解放について2作は描かれていますが、「神の聖婚」の技術大国 ノイエの神は機械人形でして沙野先生がどう描かれるのか楽しみです。それぞれの本のイラストが素晴らしいのもこのシリーズの魅力です。
2018年8月 総218ページ 挿絵あり。