狐のよすが
」のレビュー

狐のよすが

ミナヅキアキラ

何もかもが美しい………!

ネタバレ
2021年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みでピー助の可愛さだけで買う価値ありと判断して即買いしてしまいましたが、お話も絵も美しい…!本当に買って良かったです。
ちっちゃなピー助の無垢なおめめや可愛いお口がもうたまらんのですが、とくにもぐもぐしているお口が可愛いです…
スモーキーネクターの主役2人の幼少期も可愛くて大好きなのですが、ミナヅキ先生の幼児はヒーリング効果がすごいですね〜。

森に住む動物たちのキャラクターも素晴らしい!ひとりひとり瞳の形、鼻の高さや形が違っていてさすがの画力です。
九重とよすが、という名前も美しいですよね…個人的にはリスの篤実が好きです。カッコイイ名前だな〜と思って読んでましたが、アッいつも木の実を集めてるからか!と笑

衣装も素晴らしいのですが、よすがの成長に合わせて変わっていきます。成鳥になった後の衣装は鷹の姿形が見事に表現されていてとても美しい!飛べるようになる前は袴風の衣装なのも好きです。
キャラビジュと衣装が好きすぎて実際の鷹の画像と見比べてしまったのですが、幼鳥(ほわほわ頭)→若鳥(縦縞の袴風)→成鳥(横縞の着物と帯)のデザインがもう…本当に見事です。

異種同士のお話なので切ない展開もありますが、それでも一緒にいると決めた最後の2人のキスがこれまた美しいのです…
九重のセリフ、愛してるとか好きとか言わないのにこんな最高の愛の言葉あります???プロポーズやん…
お互い愛情表現の仕方が違うけどちゃんと通じ合っている(九重→舐める、よすが→飛びつく)のもとても良かったです。
よすがに名前を与える時九重が初めてよすがの頬を舐めるんですが、その時のよすがの嬉しそうな顔…!
九重は親になる覚悟を決めた瞬間だけど、よすがはこの時から恋が始まっちゃったのかも。

育ての親から恋人へとか弱肉強食とかが気になってしまう方もいると思うんですが、その辺のセンサーを一旦オフにして楽しめる方にはぜひぜひ読んで頂きたいです!

そしてその後の2人の幸せ甘々エッチ、私も見たいです!
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