このレビューはネタバレを含みます▼
とうとう7巻!!!
6巻発売からまさかこんなに早く続きが読めるとは思っていませんでした!
嬉しすぎる……
歌舞伎も、互いのことも諦めずにどうすればいいのかと模索していく7巻でした。
いや、本当に濃い1冊でした。
晃生さん(寿一郎)と雅臣さん(菊右衛門)の過去のお話は、わかっていても実際に見てしまうと胸がぎゅっとなりました。
晃生さんと雅臣さんは、互いに一緒にいないことを選択したわけですが、それ以外の選択肢を知らなかったから…切ない。
蔦丸さんのエピソードもよかった。
蔦丸さんが女形に拘っているのか、納得の理由ですっきりしました。
あれは、もう、嬉しいやつなんよ…
女形が会うと思ってたんだ、って憧れの人に言われたらそりゃ泣いちゃう。
ここまでの出来事全てが一気に溢れ出して、泣いてしまう蔦丸さんを見てなんだかほろりとしました。
さて、主役の2人ですが、源介の相変わらずの惣様オタクは健在で、惣様ドラマ出演で上手くいかず凹んだ惣様に対して見事な褒めっぷりでした。
冒頭にもありますが、歌舞伎も恋愛も守るために模索する1巻でしたが、源介の何があっても惣様と別れるつもりはないと断言しているところがかっこよかった。
やっぱり源介ってかっこいい男だなって思いました。
うん、とてもいい男。
源介の舞台を見て、『松川惣五郎の1番の相方になりたい。』の意味がわかった惣様の、『俺(松川惣五郎)は、お前の1番の相方になるよ。』の一言はぐっときました。
ここで7巻終了なんだから、上手いですよね…
次巻では、2年後のお話のようで、成人した年?なのかな…
夏目先生がゴールが見えてきたとおっしゃっていたので、なんとなく寂しい気持ちになってしまいましたが、2人が幸せで居続けてほしいという気持ち一択です。