このレビューはネタバレを含みます▼
恋愛を手ほどきするのが上手いと噂の准教授木上、その木上から恋愛を教わりたい生徒佐野のお話です。
最初、彼女がほしくても恋愛下手の佐野が中々上手くいかない事に悩み、恋愛を手ほどきするのが上手いと噂の准教授の木上に恋愛を教わって彼女を作りたいということで先生の元を訪ねていって、そこで雇う予定のバイトくんと勘違いされて部屋の片付けをやらされて、バイトくんとして雇う代わりに恋愛の手ほどきをしてくれることとなってしまった。
佐野は何か甘えるのが意外と上手いのかな？そして、結構優しいので、そこをわかってくれる人だったら普通にモテると思いました。
でも、そこに気がつかない佐野がとにかく可愛い感じで、木上はそこや素直に感情を表して表情がくるくる変わり、見ていて飽きないしむしろその表情を見て牽かれて、差別も偏見もなく接してくれる事にも牽かれ、木上にとってはきっと佐野の存在は救いになっていたんでしょうね。
だから、佐野に彼女ができるかもしれないと思った時に嫉妬してしまった。
佐野はその嫉妬によってバイトがクビになって、次のバイトくんがいつの間にか直ぐに決まっていて、それを知り自分は先生が好きなんだと気付き、そこで失恋してしまったんだと思い悲しくなった。
いい感じになっていた女の子から告白されたのに、木上を好きと気付いた佐野は好きな人がいて、その人に体も心も持っていかれる程好きな人だからと告白を断ってしまう。
あるきっかけでその女の子が木上の元に来て、振られてしまい、次の恋愛をしたいから恋愛を手ほどきしてほしいと言われて、そこで木上がその告白して振られた時に言われた言葉を知り、木上自ら告白しようと決意する。
木上が佐野に謝った上で告白してきて、佐野もその気持ちを返すように自分も木上が好きなんだと告白。
お互いに両想いだったことによって、二人は恋人同士になったけど、二人はお互いにお互いの事を思う余りにすれ違いもあったんだけど、そのすれ違いもちゃんと話しあったことでそこもちゃんと解消されてハッピーエンドでした。
始まりはちょっとだけ変わってましたけど、それによって二人はお互いを意識して恋愛に発展して両想いになったんだから凄くよかったです。
木上が佐野にベタ惚れで嫉妬丸出しなのに、佐野も嫉妬しているところを最後の方で読めて、そこも楽しめました。
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